
様々な病棟経験から医療安全管理者、認定看護管理者取得、教育、人事、業務担当副部長を経て今に至ります。その間、結婚、出産、子育てなど仕事と共に人生を歩んできましたが、なかでも患者さま、ご家族の方々との出会いは看護師を続けていく強い理由となっています。
看護職の責務は、あらゆる人々の健康の保持増進、疾病の予防、健康の回復、苦痛の緩和等を行い、その人らしい生活が送れるよう援助することです。住友病院看護部では、「豊かな人間性、倫理に基づいた行動、科学的根拠に基づいた看護実践能力で、患者・家族のQOL(生活の質)向上を目指した質の高い看護サービスの提供」を教育理念として、教育(クリニカルラダー)を行っています。病棟では固定チームペアナーシング体制(2人ペア)で、常に患者さまの目線に立って物事を考えているか、患者さまにとって最善の治療やケアを選択できるような関わりができているかを問いかけながら、日々の看護を大切にしています。
それぞれの病棟や外来では、感染管理、スキンケア、緩和ケア、呼吸ケア、認知症ケア、口腔ケア等のリンク・サポート看護師(係り)が、看護の質向上に取り組んでいます。専門看護師、認定看護師はこれらの教育に携わると共に、それぞれの専門分野においてチーム医療の提供や、より高度な実践、教育・指導、相談等に対応しながら活動しています。
少子・超高齢社会の中、医療・介護ニーズは多様化し看護職の役割も多様になってきています。住友病院の「信頼性の高い医療で社会に貢献する」という理念のもと、医師・多職種や地域の方々とチームワークを取りながら、常に個人の尊厳を基盤に、患者さまご家族の方の意思決定を支援し、自分らしい生活が送れるようサポートしていきたいと思います。そして“優しくて親切・丁寧”という住友病院の伝統を大切に、医療・看護の質向上に努めて参りたいと思います。
看護部長 坂田 素子
看護体系 | 7:1 |
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看護方式 | 固定チーム ペアナーシング |
看護単位 | 9病棟/ICU・CCU/手術室/外来/その他 |
病棟職員 | 看護師長1名/副看護師長1名/主任1名/看護師30〜38名/ナーシングアシスタント/事務員 |
一般財団法人住友病院は大正10年に大阪住友病院として開設したのが歴史の始まりです。
それ以降、住友グループの従業員とご家族のみならず、幅広く一般の方々への質の高い医療提供を目的として運営しています。
2000年9月には新築移転し、新たな1歩を歩み始めました。
住友病院のあゆみを是非ご覧ください。